硬いのに割れやすい石
エメラルドは硬度が7.5~8と、ある程度硬いのですが、硬さのわりに、じん性が低く、とても割れやすい宝石です。
エメラルドの石留め作業は職人泣かせといわれ、特にお客様からお預かりしたエメラルドの石留めは胃が痛くなるといいます。逆に翡翠は硬度6.5~7ですがじん性が高く(粘り強い)石留めは楽に行うことが出来ます。
写真はエメラルドの原石(ブラジル産)
じん性
エメラルドは硬度が7.5~8と、ある程度硬いのですが、硬さのわりに、じん性が低く、とても割れやすい宝石です。エメラルドの石留め作業は職人泣かせといわれ、特にお客様からお預かりしたエメラルドの石留めは胃が痛くなるといいます。逆に翡翠は硬度6.5~7ですがじん性が高く(粘り強い)石留めは楽に行うことが出来ます。
硬度
硬度とは宝石の硬さを表し、宝石が他の物質で引っかかれたり、磨耗に対し、どれだけの抵抗を示すかということで、硬度のあらわし方としてモース硬度があります。これは10種類の標準鉱物の中で一番硬いダイヤモンド10とし、一番やわらかい滑石を1として、10段階に分けられています。
しかしこの分類法は硬さの量的測定ではなく、順位を示すものです。他の硬度の表し方としてヌープ硬度があり、これはダイヤモンド圧子を使って硬さの量的測定を試みたものです。
参考資料 中央宝石研究所「宝石ガイドブック」